どの進路先にも指定公推薦等で行ってほしくない理由を壮絶な受験期を過ごした私がお話しします。(高校生向け)<後編>

 この記事は後編です。

前編は⇩です。

serment.hatenablog.jp

前編は指定公推薦の校内選考が終わったところまで書きましたね。

後編はその続きから書きます。

 

指定校推薦の校内選考が終わると大学の入学が保証されたようなものなので皆自由になる。まだ受験はこれからだというのに。しかも指定校の人が想像以上に多かった。

 

40人のクラスのうち、約半分が指定公推薦だった。10人ぐらい専門学校だったので実質受験勉強していたのは10人いたかいなかったかぐらいである。

 

クラスの半分が指定校。受験勉強している人よりしていない人の方が多い。クラスは動物園。休み時間も授業中もうるさすぎて勉強云々の話ではなかった。こんな学校に行っても時間の無駄だと思い、受験が終わるまで殆ど学校に行かなくなった。(最後の文化祭も時間の無駄だと思ったので行ってません)

 

学校に行かない日は図書館に行って勉強していた。学校に行くより図書館に行く方がよっぽど落ち着いたし集中できた。

そんなこんなで受験の日が近づいてきたというときに「受験がんばれ!」と指定校が決まって一番うるさくしていたであろう人からLINEがきた。「ふざけるな」と思ったが一応「ありがとう!」とだけ返信しておいた。

 

3校受けて2番目に行きたい大学に合格できた。第一志望ではなかったが、夏休み初日という遅すぎるスタートから考えれば十分頑張ったのではないかと思っている。(自己語りになるが、高2から受験勉強を始めていた人と同じ大学・学科で、高2から受験勉強を始めた人の学力に夏休み初日からの数か月で持っていったことをとてもうれしく思う。)

 

それに、周りの友達が勉強するのでとても今の環境には満足している。当たり前なのかもしれないが、高校時代を考えればとても新鮮な感じだった。やりたかったヨーロッパの言語も今二つ(フランス語とイタリア語)学べて、二年次からはもう一言語取れる言語が増えるので、スペイン語にするかドイツ語にするかで迷っている。

 

ここまで書いたところで、なぜ私が今回この記事を書こうと思ったかについて少し話します。

 

 

大学で友達ができ、つい最近こんな話をした。「(入試制度は)何でこの大学に来たの?」と友達が聞くとみんな自分が利用した入試制度を言っていった。

そこで一人の友達が「指定校」といった。「うわ、でた指定校」「出た推薦勢」「推薦はアホだろ」という話になった。決して仲が悪いとかではない。毎日朝から夜の9時ぐらいまで勉強するぐらいずっと一緒にいるメンバーなので冗談半分も混ざっていると思う。

高校の時指定校が決まって、騒がしく遊びまくっていた人もこうなっていると思うと嬉しくて嬉しくてたまらなった(ゲス顔)

あのとき(受験期)にしっかり勉強しておいてよかったと思った。

大学の授業も受験期の知識が大きく活かすことができる。何らつまずくことのない内容も、指定校等で行って勉強していなかった人はつまずいているだろうと思うとなんだか嬉しい。

 

「受験勉強してよかった。」「大学受験してよかった」「大学に行ってよかった」こう思えることが最近増えてきたのでこの記事を書きました。

 

最後に

 

受験は人生最大の分岐点と言っても過言ではないでしょう。そういった場面でどれほど頑張れたか。どこの大学に行こうが関係ありません。受験勉強を精いっぱい頑張ったそれだけで大きなアドバンテージになります。受験生の皆さん辛いこともあるかと思いますが頑張ってください。才能が影響するスポーツとは違い、勉強は努力は必ず報われます。陰ながら応援しています。